富士宮市立病院、整形外科医1人に…静岡

静岡県富士宮市は29日、浜松医大(浜松市東区)から同市錦町の市立病院に派遣している整形外科医を2014年4月から3人減らし1人にすると連絡を受けたことを明らかにした。同市は、常勤医師の確保に努める。

浜松医大は当初、医局の人員不足を理由に、14年3月末で同病院の整形外科医4人全員を引き揚げると同市に伝えていた。

これに対し、同市などは「事故や自然災害の負傷者を診療する整形外科が無くなれば、救急医療の崩壊につながる」として、方針転換と派遣継続を再三にわたり要望していた。

須藤秀忠市長は「このままでは現在の診療体制を維持できない。市として医師確保に全力を挙げる」とコメントした。