総合病院の移転新築先、中学跡地に
JA栃木厚生連が「医療法人社団友志会」(栃木県野木町)に今年4月に譲渡した下野市の石橋総合病院について、友志会と下野市は移転新築先を、同市下古山にある旧石橋中学校の跡地と決め、30日夜、付近住民に説明した。
友志会は譲り受けが決まった後、従来の施設の老朽化を理由に移転新築の方針を示し、市も用地取得で財政支援する。市は住民に対し、市の保有する石橋中跡地だと用地取得費が不要などと説明した。
また友志会は、新病院では現在の婦人科を拡充して産婦人科とする計画があることを明かした。神経内科も新設し、計画通りだと現在の13科から14科に増える。病床は現在の185床を維持し、2次救急医療も引き続き担うとした。
市は、跡地に残っている校舎などの取り壊しを11月から始め、来年度中に整備を終える考え。その後、友志会は病院建設に着手する予定で、1年余りでの完成を目指している。